Vol. 16 服部保先生との出会い

(写真:兵庫県三田市 兵庫県立人と自然の博物館)

私の植物人生を変えた恩師との出会い

私が植物に深く興味を持つようになったきっかけは30年以上前に、兵庫県立人と自然の博物館で開催されていた服部保先生の「照葉文化物語」の講座でした。

服部先生の講義は、植物の名前を覚えるだけのものではありませんでした。照葉樹林や夏緑林、里山の成り立ち、生物多様性、そして稲作の起源まで、植物を通して日本の自然や文化、人々の暮らしとのつながりを教えてくださいました。

特に印象に残っているのは、照葉樹林文化論続・照葉樹文化論です。植物が文化を育み、その文化がまた自然を守ってきたという考え方に、私は大きな感銘を受けました。また、中尾佐助先生の著書を読み、自然を歴史や文化と結び付けて考える面白さを知りました。

私は講義を聞くだけでは満足できませんでした。当時はデジタル機器も今ほど普及していなかったため、テープレコーダーを持参して先生のお話を録音し、自宅で何度も聞き返しました。講義で映し出される植物のスライドはビデオカメラで撮影し、繰り返し見て復習しました。

講義資料も一枚一枚大切に保管しています。どうしても参加できない日は、先生にお願いして資料を郵送していただいたこともあります。その資料は今でも私の宝物です。

本棚には、照葉樹林文化論続・照葉樹文化論、稲作の起源など、自然や植物に関する本がたくさん並んでいます。何十年たった今でも、ときどき読み返し懐かしく又、新しい発見があります。

 

現在はカフェを営みながら、プルメリアなどの熱帯植物を育てています。今でも照葉樹を見るたびに、服部先生のお話を思い出します。
「あの植物はなぜそこに生えているのか。」
「この森はどのようにできたのか。」
「人は自然とどのように共に生きてきたのか。」

そんな視点で自然を見ることを教えてくださった先生との出会いは、私にとって一生の財産です。

現在、先生(78歳)は退館されましたが、今でも勢力的に活動されています。

このブログでは、植物を育てる楽しさだけでなく、自然や文化、人とのつながりについても、私が学んできたことや感じたことを書き残していけたらなと思います。

 

私が尊敬している、兵庫県立大学 名誉教授 服部 保先生です。クリックしてみて下さい。

 

ここは日本最大級の原生的な照葉樹林が残る、宮崎県東諸県郡綾町で中核部分を含めると約2,500ヘクタールもの広大な照葉樹林が広がっています。

日本だけでなく世界的にも貴重な照葉樹林として保全されています。 

そして、興味深いことに、服部保先生ご自身も宮崎県中部の照葉樹林を研究対象にされ、「森林の面積と生物多様性の関係」について論文を発表されています。 

🔳30年くらい前に買った本です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからも、季節の花や植物のこと、日々感じたことを、一つひとつ綴っていきたいと思います。

お近くにお越しの際は、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

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